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ゴム素材の使い分けを学ぶシリーズ。今回は、ゴムとプラスチックのハーフとも呼べるトップクラスの強度を持つウレタンゴムをピックアップ。「ゴム博士」と「輪ゴムちゃん」と一緒に、その高いパワーと、逃れられない運命「加水分解」について学んでいきましょう。
「力持ち」のゴムといえばウレタン

【深掘り】最強の力持ちを襲う「水分」の罠
あーっ! あります! お気に入りの靴が粉々になってショックでした……。あれがウレタンなんですか!?

運命の分かれ道「エステル」と「エーテル」
1. エステル系:強度は非常に高く、油にも強い。だが、水と湿気による加水分解が起こりやすい。
2. エーテル系:強度はエステル系より少し落ちるが、水や湿気に強い。
【ゴム材料 物性比較表】ウレタン vs NBR vs 天然ゴム
| 特性項目 | ウレタン (エステル系) |
ウレタン (エーテル系) |
ニトリル (NBR) |
天然ゴム (NR) |
|---|---|---|---|---|
| 耐摩耗性 | ◎ (最強) | ◯ (強い) | △ (普通) | ◯ (良) |
| 機械的強度 | ◎ (最強) | ◯ (強い) | ◯ (良) | ◯ (良) |
| 耐水性・湿気 | × (苦手) 高温多湿・長期保管で加水分解に注意 |
◎ (強い) 水回り・屋外用途に好適 |
◯ (良) | ◎ (優) |
| 耐油性 | ◎ (優) | △ (普通) | ◎ (優) | × (不可) |
| コスト | △ (やや高) | △ (やや高) | ◎ (安価) | ◎ (安価) |
※記号は目安です。実際の選定にあたっては、必ず各メーカーの詳細な仕様を確認してください。
※ここでの「強度」「水への強さ」は、一般的なグレードの傾向を示したもので、配合・グレードによっては例外もあります。
【事例集】現場で起きた!ウレタンの「やらかし」
1. 「新品のはずが粉々」倉庫での悲劇
予備部品としてウレタン(エステル系)のパッキンを、空調の効かない倉庫に5年保管。水には触れていないが、日本の夏の「湿気」だけで加水分解が進み、開封した時には手で握りつぶせるほど劣化していた。
2. 「船便でドロドロ」赤道直下の恐怖
日本で作った機械を海外へ輸出。赤道直下を通る高温多湿な船コンテナの中で加水分解が加速し、現地に到着した頃にはパッキンが著しく軟化・崩壊していて、使い物にならなくなっていた。
3. 「屋外でボロボロ」万能説の崩壊
「強いゴムだから」と屋外の扉のクッションに使用。雨(液体)と日光(紫外線)のダブルパンチを受け、わずか1年でひび割れて脱落した。この用途なら、一般にはEPDMなどの耐候性ゴムを選ぶのが無難じゃったな。
【ウレタンゴムの特徴まとめ】
ウレタンゴムは、ゴムとは思えないほどの「強度」と「耐摩耗性」を持つ、まさに怪力王です。 キャスター、ローラー、緩衝材など、激しい摩擦や荷重がかかる場所では右に出るものはいません。
しかし、湿気という隠れた弱点を抱えています。使用環境が「乾燥しているか」「水気があるか」を見極め、エステル系とエーテル系を正しく使い分けることが、この暴れ馬を乗りこなすためのもっとも重要なポイントです。
▼次に学ぶべきゴム素材は「シリコーンゴム(Q)」
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本ページは、正確で科学的な情報について詳述したり、数値的なデータを提示したりすることが目的ではありません。あくまでも目安としての情報を提示しているにすぎません。本ページに掲載される情報や、リンクされている動画の内容は、制作者である 株式会社扶桑ゴム産業(以下「制作者」)が独自に調査・実施したものです。使用範囲、性能等などは、保証値ではありません。したがって、使用目的や用途、条件等に適合しているかどうか、使用者ご自身が自己責任のもとに判断しご利用ください。本ページにある情報を利用することで発生するいかなる危険や問題については、利用者ご自身が負担するものとします。制作者側は一切の責任を負うことはできません。個別製品の詳細な仕様については必ず、各製品のメーカーに直接お問い合わせください。
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