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ゴムシートやゴム成型品を購入してはみたものの、切ったり削ったりがなかなか大変! ということはないですか? そう、ゴムはとっても加工しにくい材料のひとつです。でもご安心ください。ゴムやスポンジのプロ用の素材を販売しているゴム通は、実は「加工のできる」 お店なのです。この特集では押出成形品などのゴム紐を例に、どのようにカタチにしていくのかご紹介します。
こんな長〜いゴム製品から四角い額縁のカタチへ
下の写真にあるような長〜いゴム製品(押出成形品)をこのまま使うケースはほとんどないでしょう。実際に使用される箇所にあわせてカタチにする必要がありますよね? 今回は水密ゴムとも言われるこのP型ゴムが、加工によってどのように製品になるかその工程をご紹介しましょう。
断面は「P」のカタチをしています
写真をご覧ください。断面がアルファベットの「P」のカタチをしているのがお分かりでしょうか?この中空の部分がクッションになってシール性を生む仕組みになっているのです。でもこのままの「巻物」じゃ使えないですよね! そこで、カットしたり、穴をあけたり、接着したりする加工が必要となるのです。
ボルトの通し穴をあけ、斜めにカットする
写真にあるように、ただの紐のような形状だったゴム製品に穴が開けられました。この穴はゴム加工に特化した「ポンチ」で開けられたものです。さらに、額縁のような形状にするためには写真のようにキッチリ45度にカットしなければなりません。あとで接着剤工程に影響しますので、このカットには高い精度が要求されます。
接着には神経を使います
パーツができたらいよいよ接着です。ゴム同士の接着には多くの場合瞬間接着剤が用いられます※。専用のプライマーを接着面に塗ってまずは下準備。それから瞬間接着剤で慎重かつ確実に接着します。接着箇所は意外としっかりしていて、ムリにはがそうとすると材料破談してしまうこともあるほど。(つまり接着箇所が強く、材料の方ががちぎれる場合がある)
(※接着加工の注意点:接着剤そのものの耐熱温度や薬品に対する耐性が、ゴムのそれより劣る場合があますので、事前に使用環境などを考慮し接着剤を選定する必要があります)
ハイ! 完成です〜♪
どうですか? 見事なできばえですね。お客様がご満足いただけるような製品作りに励んでまいりますので、今後ともヨロシクお願いいたします。加工についてもっとお知りになりたいお客様は、以下の連絡先に遠慮なくお問い合わせください。
注意:ゴム紐などを加工する場合は定尺の長さ分の材料をお買い上げいただく場合があります。(例:定尺10mから、2mほど加工した場合、残りの8m分もお買い上げいただきます)
注意事項
- ゴム・スポンジ等の使用用途は様々です。ゴム通では、知り得る範囲で素材・製品に関する情報をご提示いたしますが、選定に関する一切の責任を負いかねますのでご了承ください。お客様の責任において幾つかの素材候補で試作・検証を実施され、最終的な素材の選定をされるようお勧めいたします。